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「べっさん」さん、
「少し前の某港にある魚が大量にわいた時も、噂を聞いてポイントに密集した釣り人の間で、パトカーが呼ばれるほどの騒動が何度か有った」
という事件について、今度、詳しく教えてくださいね。
釣り師の心ない行状として、私が筆頭に挙げたいのは「フグ殺し」です。
黒鯛(チヌ)釣り師が釣り上げて、堤防上にほっぽり投げてそのまま放置され、干乾びたフグたちの亡骸(なきがら)。前によく通っていた西堤(新荘漁港)には、哀れ、両指で数えて足りないほどの数のフグの死骸が、いつ行ってもありました。「河豚の墓場」の様相を呈し、可哀想でそのまま見て見ぬふりをするにしのびなく、一匹一匹の尾っぽをつまんで、全部海に返してあげました。
トンビ、アオサギ、カラスたちって、ボラ、ベラ、ゲンナイ、ニロギはちゃんと食べるのに、フグの毒を知っているのか、これだけはけっして食べようとはしないために、外道として投げ捨てられるあまたのお魚さん群の中で、フグ族だけが堤防上に置き去りとなって「河豚墓地」となるのですね。
また、釣りをしている際に、私がクサフグやコモンフグをすぐさまリリースしていると、横のおんちゃんに怒られたこともあります。
「おまんが逃がすき、またフグがわりことをするろうがよ!」
わりこと(悪い所業)。どっちが。???ですよ。
驚愕の殺戮の光景を目撃することもしばしば。釣れてきたフグを堤防上やテトラ上で思いっきり踏みつぶすのです。ときには、空気を目いっぱい吸い込んでパンパンに膨らんだ状態で、足を上げて踏みつけるので、「パン」という破裂音とともに即死するフグも。あまりの残虐行為に、開いた口がふさがりません。
食べない殺生はせられん。父から、幼い時からずっと聞かされているので、フグでもボラでも黒鯛(チヌ)でも、キャッチ&リリースの時にはできる限り優しく丁寧に扱い、手を濡らして魚体が火傷を負わないように留意してつかんで鉤を外して、海に返す私からすると、情け容赦ないプー〇ンの如き輩の所業を見ていると、どうにもこうにも腹の虫がおさまりません。
でも、指摘すると、口汚く醜い土佐弁の言い合いとなった挙句の果て、堤防上での決闘となって、私が得意の「正義の一本背負い」でコンクリの上にブチつけて骨折のうえ気絶させてしまい、警官に「殺人未遂」で逮捕され、新聞沙汰となり、塾経営上の大きなマイナスとなり、塾がつぶれる憂き目に遭うことになるので、見て見ぬふりを決め込むしか能がないのが悔しいです。
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