|
ブラタモリで伊東訪問の巻が放送されているのを観ていた三女の「カボちゃん」さんが、感想を独り言ちています。
「前に大学の友だちと青春18キップで行ったことがあるよ。熱海で乗り換えた。知っちゅう?僕の夏休み(プレステ2のゲーム名)の舞台ながで。また行きたい~。」
それを聞いた私の頭には、40年以上前に記憶した歌がよみがえります。東京での学生時代に、4畳半の下宿の白黒TVのCMで流されていたメロディ。聞くともなしに繰り返し耳にしたことで、勝手に脳裏にすり込まれたのですね。コマーシャルの効果抜群なことを改めて認識させられます。
「伊東に行くならハトヤ。電話は良い風呂。
伊東で一番ハトヤ。電話は良い風呂。
4126、4126。
はっきり決めた、ハトヤに決めた。
伊東に行くならハトヤ。ハトヤに決めた。」
全部はっきりと覚えています。おそるべきは、効果絶大なるCMのすり込み効果。
私の記憶力に驚きながら、えらく喜んで、スマホでネット検索しています。そして、歴代のTVCMがあるあると嬉しそうに見せてくれました。そして、「今度伊東に行ったら、是非とも泊まってみたいねえ。」と言って笑っています。
弁財天嫁様も、「私らあも泊まりたいねえ。」と言って、早速宿泊料金を調べて、「こりゃあ無理や。」と苦笑いしていましたよ。
東京での学生時代のあの日のこともあわせて思い出した私は、懐かしさに胸がちょっとだけキュンとするのです。
可愛い立教女子のあの娘(こ)と、友だちには内緒で出掛けて、アバンチュールを楽しんだ伊豆半島は伊東の豪華ホテルハトヤの夜。
なんちゃって、とんだ誇大妄想。
あの頃のルックスに、今の褒め上手で、お世辞やお追従を平気で言える口達者な限度無さが加われば、伊東まで行かなくても、湘南海岸あたりで女子学生にモテることができたであろうのにと、悔やまれることこの上ありません。
命短し恋せよ乙女~朱き唇褪せぬ間に~
この伝でいけば、「命短し恋せよおのこ~みどりの黒髪失せぬ間に~」ですね。
|
|