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「チヌベスト」。黒鯛(チヌ)釣り師必携の添加剤です。名前からして、効能抜群なんでしょうね。
その空袋が、私のホームグラウンドの突堤の階段隅に捨て置かれています。ほかにも、アカアミのビニール袋。残りのアカアミが腐って臭います。オキアミの袋、別種の添加剤、弁当のレジ袋、ペットボトル、空き缶、紙製のジュース缶。
まだまだあります。鉤(はり)・ヨリモドシ(サルカン)付きのハリス、ティッシュペーパー、最悪は、煙草の吸殻50~60本。
ゴールデン・ウィーク中の釣り師たちの置き土産の数々。須崎市外から訪れた同好の士たちが置き去りにしていったゴミの山が2つ、3つとできています。
あきれたり、嘆いたりしても始まりません。今日は釣り開始前に、全部拾い集めました。大きなゴミ袋いっぱいになったのには驚きです。
チヌベストねえ…。これじゃあ、チヌワーストやないですか。
これだけに終わりません。添加剤入りマキエサやアカアミが、堤防上のここかしこにまきこぼされ、洗い流すことなくそのまま放置して帰ってしまうチヌワースト。
今日のボランティアは置き去り土産拾い作業にして、次回に堤防上の洗い流しはさせてもらうことにして、本日の釣行(つりぎょう)を始めます。
でも、どこもかしこも汚れていて、5月の薫風爽やかな中での清々しい釣り気分が、風船がしぼむようにシュイーと縮んでしまいます。
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