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(※写真付き釣りブログ:https://ameblo.jp/keitakun-2019/)
大マグレミラクル悲願ブリが釣れてしまったので、しばらくはその感激と興奮に浸りながらのウィニングラン的釣行(つりぎょう)を楽しめました。
ブリはそうそう釣れるものではなく、ましてや狙って釣るお魚さんでもないので、次なる目標は、須崎湾奥岸壁でランカーサイズのスズキを釣ることに設定。
上ノ加江白灯台のヒラスズキは、昨年1月に自己記録更新魚をゲットしてからは、満足感と達成感から「引退」したかのように情熱を失っています。年齢を重ねてきて、足場の悪い消波ブロック上での釣りに対しての恐怖感が増してきたことも足が遠のき、敬遠を決め込む大きな要因でもあります。
ということで、ヒラではなく、マルの方の大物を狙っての釣行邁進の春休みとなりました。ヒラスズキの方は、80㌢超を数知れず釣った経験があるのですが、マルスズキの方は、75㌢が最高のトホホな実績しか持ち合わせていないのです。
警察船係留岸壁の先の突堤角で、カタボシイワシを食おうと海面まで浮上してきたでっかいスズキを3月中旬から何回か目撃して、ドキドキワクワクさせられたものの、食うのがへたっぴなマル君は、何度か肩星君にアタックして空振りして、諦めて沈んでいきました。
何度かの挑戦で、やっと釣り上げたのは、65㌢級。海の中に居る時には、屈折率で1.3倍に膨らんで見えたので、75㌢ばあに思えたのですが、タモ入れして上げてみて、横たわる姿をみて、その小ささにびっくり。先日、メーター級のブリを見た残像が大き過ぎなのが原因なのは明らかです。
前なら、これで大喜びしたもんですが…。
来る日も来る日も岸壁通い。「母は来ました~ 今日も来た この岸壁に今日も来た~」という戦争に行った息子を迎えるために岸壁通いをする慈母の歌が昔流行りましたが、それに負けないぐらい毎日日にち、日課の如き岸壁通い。なにせ、近い、安い、広くて安全、しかも、たまに釣れるとコストパフォーマンス最高の釣行なので、ルーティン・ワークとなっても大丈夫。
8日後の、4月になったばかりの日、遂に来ましたよ。ニロギ(ヒイラギ)を底付近に泳がせていて、一瞬で4号ハリスをブチ切られて、愛車に戻り、わなわなと震える両手で鉤(はり)を結び直して、再チャレンジと仕掛けを投入すると、海面で泳ぐニロギを追って浮き上がって腹を返すスズキの姿が見えました。ギラっと海中で腹側が輝く光景は興奮させられ、ときめきます。
ウキは沈んでいませんが、「もう食うちゃあせんろうか?」と思って、竿をあおって合わせを入れてみると、グンと竿がしなりました。重みが左腕に伝わるこの瞬間が、釣りの醍醐味です。
ヒット、フィッシュ、オン。スズキだと分かっているので、沈着冷静なるファイトの幕が切って落とされました。
To be continued(=続く)
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