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2018年3月9日。ちょうど4年前のサンキュー、3・9の日は、運命の大学入試の合格発表日。
一年浪人して、奮励努力、刻苦勉励、臥薪嘗胆、捲土重来、艱難辛苦の猛勉強の日々を積み重ね、背水の陣を敷き、満を持して臨んだ19歳の三女「カボちゃん」さん。
センター試験の出来は思わしくなく、2次の筆記試験で逆転を狙っての大学受験でした。
合格発表の当日、事務室に集結した3姉妹。ネットでの発表時刻を、針の筵に座る思いで待ちわびました。
私はと言えば、数日前から胃痛、不眠、焦燥感と期待が入りまじった複雑な心境。長女の鹿児島大学教育学部編入試験、次女の高知大学教育学部の合格発表の経験があり、同じようにドキドキハラハラワクワクの心持ちだったのですが、難関大学の合格発表ともなると、緊張感と不安感とスリルは数倍のものがありました。
大学のネット掲示板での合格発表になり、受験番号を画面上に見い出した「カボちゃん」さんは、何度も数字を確かめ、跳び跳ねてじいちゃんばあちゃんの元に走って報告に行きました。
長女、次女と私は、三人で合格祝いの万歳三唱を、合格者本人不在のまましたものです。あの突き抜けるような歓喜と感激は、人生の中での何度も味わえるものではありません。
受験・入試というものは、本質的に「よけいに勉学に励(ハゲ)んだものほど、不合格の憂き目に遭う」という厳しさがあります。
学びに学んで、成績を上げるにつれて、志望する学校のレベルもどんどん上がっていくからです。
ワンランク落として受ければ合格確実でも、チャレンジ精神旺盛に難関にぶつかっていく若者は頼もしく、その姿は気高く美しいです。
人生に学歴は必要か…色々言われることですが、難関大学に挑戦する営みを青春をかけて行う者には、大きな人生の糧と自信と経験と誇りが生まれます。やったことのないものには分からない、貴重な財産をつかむことができるのです。
我が子の受験だけでもあれほど心配で、神経を摩耗するのですから、大学受験に携わる予備校、塾、高校の先生方のご苦労、ご心労はいかばかりか。尊敬するばかりです。
嗚呼、運命の合格発表。大阪大学は今日、京都大学、東京大学は、明日、明後日。2022年の受験戦線も大詰めになってきました。
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