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秋が深まってきました。塾の玄関先の陽光桜は、紅葉をほとんど落としつくしましたから、私は落ち葉拾いの日課から解放されてホッとしています。
朝晩ぐんと冷え込む今頃になりと、高校時代に、古典の先生(田内瑞穂先生)が笑い話を聞かせてくれたことをきまって思い出します。先生が若い頃に、教え子の一人から受け取った手紙の書き出しに、たまげた(=ものすごく驚いた)というお話です。
その書き出しは、
「 秋はだんだん深まりました。姉もますます色づきました。先生お変わりありませんか。・・・」
とあり、
「教え子の『お姉さん』が年頃になり色っぽくなってきたのか。それにしてもこんな私事を恩師に対する手紙に書いてくるものだろうか。」
と驚き、怪訝(けげん)に思ったそうです。
しかし、ふと気づいて、膝を打ち、思わずニヤリと笑ったそうな。そう、教え子さんの漢字の書き間違いだったのです。
「姉」ではなく、「柿(かき)」だったのですね(笑)。とんだカキ間違いだと思いませんか。
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